キッズクリエイティブ研究所

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in 慶應日吉

インターネットやパソコンの普及により、だれもが、表現・創作・発信をできる環境が世界中に整いつつあります。

そのようなデジタル時代に即した最先端のツールをつかったワークショップを展開していきます。こどもたちがパソコン等のデジタルツールを駆使し、自分の考えやアイディア、ひらめきをカタチにしていくことを応援していきます。

これまでの様子はこちら

開催概要

【会場】

慶應義塾大学日吉キャンパス協生館3階S02教室
(神奈川県横浜市港北区日吉4-1-1)

【日程】

2011年10月9日(日)
①幼児クラス A :10:00~11:30 
②幼児クラス B :13:00~14:30 
③小学生クラス :15:30~17:00

【対象】

幼児クラスA・B :未就学児(4歳以上)とその保護者
*実施日時点で4歳以上のお子様を対象としています。
小学生クラス:小学1年~6年生とその保護者

【定員】

各クラス20名程度

【参加費】

各クラス3,000円(税込み)

プログラム

私たちの身の回りにある家電品には小さなコンピュータが内蔵されています。
テレビが映るのも、ゲームで遊べるのもコンピュータのおかげです。

でも、 コンピュータだけではなにもできません。
人間がコンピュータに、なにをどの順番で行うかを教えてあげなければなりません。このような 命令の手順のことをプログラムと言います。

このワークショップのプログラムは、 人がコンピュータの代わりになってプログラミングを体験するゲームと、実際にパソコンに触れて簡単なプログラミングを行うアクティビティとの2つの構成に分かれています。

このワークショップを通じて、コンピュータの仕組みや物事を順序立てて考える方法を学びます。

にんげんプログラミングとは

矢印カードで「にんげん」に命令し、アイテムをゲットしながら、スタートからゴールまで進みます。
実は、このゲームはプログラムとおなじ仕組みです。まさに、にんげんプログラミング。
プログラムの仕組みを遊んで体験した後には、実際にコンピュータをつかって、プログラミングにチャレンジします。

この企画にあたっては、LOGOのタートルグラフィックスに加え、アルゴロジックを参考にさせていただきました。



Scratchとは

このワークショップは、アメリカのマサチューセッツ工科大学(MIT)のシーモア・パパート※1という人が考えたLOGO※2というプログラミング言語をベースにしています。

パパートさんは発達心理学に基づいて、こどもでも幾何的なプログラミングを通して、数学の様々な概念を理解できることを明らかにしました。

ワークショップの後半では、LOGOの後継であるScratch※3というプログラミング言語をベースに、文字を使わずアイコンだけで小さなこどもでも理解できるように改造したものを用います。


※1 シーモア・パパートはアメリカの数学者、心理学者、計算機科学者。発達心理学者のジャン・ピアジェと共同で研究し、構成主義の考えを確立した。
※2 LOGOは1960年代にMITで開発された教育用プログラミング言語。画面に表示されるカメを操作して絵を描くタートルグラフィックスが特徴。
※3 ScracthはMITメディアラボで研究開発されている子供用プログラミング言語。キーボードからの文字入力を行うことなく、マウス操作でブロックを積むことでプログラムを作成する。ユーザー数は世界で80万人、作られた作品は200万個。

こどもプログラミングサークル'スクラッチ'

「こどもプログラミングサークル'スクラッチ'」

アメリカのマサチューセッツ工科大学が提供している子ども向けプログラミングソフト「スクラッチ」を使って、こどもとプログラミングをテーマに活動中。スクラッチのお父さん、ミッチェル・レズニック教授のお墨付きです。キッズクリエイティブ研究所以外にも、東京都世田谷区三軒茶屋キャロットタワー等でもワークショップを実施しています。
その活動は8月9日のテレビ東京「ワールドビジネスサテライト」でも紹介されました。

こどもプログラミングサークル'スクラッチ'  http://scratch-ja.org/

ご参加にあたって
ご留意事項

■参加費のお支払い方法
参加費のお支払いは、口座(銀行)振込みにて、承っております。
詳細については、事務局より別途、ご受講者の方へご案内させていただきます。

■当日の集合
実施時間5分前までに、直接会場にお越しください。
*実施時間15分前に開場いたします。

■ご見学
ワークショップ当日は、保護者の方のご見学スペースをご用意させていただきます。また、保護者の方の途中入退場も可能です。

■お子様の服装
活動中に絵の具等で衣服等が汚れてしまう場合がございます。差し支えのない衣服にてご参加いただくか、着替え用として差し支えのない衣服をご持参いただきますようお願いいたします。

■その他のご留意事項について
こちらをご参照くださいますようお願いいたします。

【主催】 NPO法人CANVAS  【協力】 慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科