キッズクリエイティブ研究所

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2015年1月10日(土)
プログラミングラボinアカサカ

   

おともだちのわざをぬすもう!

こんにちは!プログラミングラボinアカサカ講師の片岡です。

2015年初アカサカ、12月の発表会を経て、またお家で新しい作品、道具を用意してみんな元気にやってきました。
この日のテーマは「おともだちのわざをぬすもう」。ふだん自分の作品づくりに一生懸命なこどもたちですが、発表会では他のお友達の作品を見て、興味をもった子も多かったようです。そこで、今回はみんなにお友達の作品を「じっくり」見ること、どんなプログラム・材料がその作品のうごき・見た目をつくっているのかを観察すること、を意識的に取り入れました。「じっくり」見ることで、その作品のいいと思うところ、自分だったらこんなこともやってみたい!といったアイデアを考え、伝えることができます。おともだちのわざを手に入れながら、アイデアを考えること、共有すること、と盛りだくさんの内容に挑戦してみました。

もちろん、自分の作品づくりもすすめていきます。新しく用意したガジェットでどんなことができるかを模索、検証してみたり、今までの作品をブラッシュアップさせたり、タッチパネル式のラズベリーパイタブレットとスクラッチを利用して、箱マッピングをつくってみたり。
みんな今までの作品づくりの方法の蓄積があるので、自らどんどん進めていくことができます。また、新しいスクラッチのゲームをつくっている子で、「学校の友達に、こんなゲームをつくって!と頼まれたんだ」とお友達のために、楽しんでもらえる、人に見せることを意識した作品づくりができていることを嬉しく感じました。

お友達の作品を「じっくり」見る時間では、みんな自分の席を立って、お友達の作品を体験しながら、ゲームにもGPIOを使うといいかも、LEDとモーターでLEDが目になった車がつくれるよ!、マイクラ×スクラッチで自動かくしドアをしらべる方法があるよ!、などたくさんのコメント・アドバイスを残してくれました。

また、昨年夏にCANVASが渋谷区科学センターハチラボで展示していた「プログラミングであそぶ・つくる・ひもとく展 - ゲームからロボットまで-」に展示していたラズベリーパイでつくられたロボット「マグボット」を見て、実際につくることに挑戦してくれた子がいました。冬休み中に制作者である東京都市大学小池研究室にお伺いして、最後の仕上げ、ソフトウェア部分を完成させてアカサカにもってきてくれました!実際に目にしたものに興味を抱き、遊ぶだけではなくてつくってみる。その行動力に感動しました。小池先生も、ハードの部分は全てこどもだけで仕上げてきたことに驚いていました。

おとなに聞くよりも、こども自ら、またこども同士で考えて、教え合って、アイデアを発展させて、つくることができるようになってきています。これからも私たちおとなが驚くアイデア、作品を持ってきて、みんなに共有してくれることが楽しみです。