キッズクリエイティブ研究所

これまでの様子
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2015年3月22日(日)
プログラミングラボinロッポンギ

「お友達と合作してゲームづくりに挑戦しよう! 」 

自分でつくったキャラクターが、お友達のゲームの世界に登場する!?
みんなのアイデアを集めてゲームを合作してみよう!
スクラッチでは、自分でつくったキャラクターやアイテムをお友達のゲームの中に登場させることができます。
お友達のアイデアを取り入れて、思いつかないようなプログラムや気づかなかった面白さを発見できるかも!
1つのゲームを飛び越えてみんなのアイデアが集まったゲームをつくってみよう!

●あいさつ
今回も、グリーの狩野さんを始めグリーで働く社員の方にもワークショップにご参加いただきました。ゲームづくりが行われている実際の現場で社員の方々も一緒にゲームで「遊ぶ」から「つくる」事を挑戦します。社員とお話ししたり、質問できる事もこのワークショップの一つの特徴です。当日は、「グリーのロゴはなぜ六角形なの?」などみなさんの疑問にもお答えいただきました。
今回ゲームづくりをサポートしてくれるスタッフの方々も自己紹介をしていよいよワークショップがスタートです。 
 
●新キャラクターを生み出してみよう
まずは、お友だちとペアになってオリジナルのキャラクターを誕生させました。スクラッチにはキャラクターの形を変えたり、色を変えたり、書き加えたりできる機能があります。今回は、その機能を使って
スクラッチに登場するキャラクターをペアごとに決めた設定に合わせて変化させていきます。何のキャラクターを選ぶか、どのような場所にいるキャラクターか、何をするキャラクターか、この3つの設定は全てくじ引きで設定し、偶然を利用して今まで聞いたことのない設定のキャラクターをつくっていきました。ペアのお友達と相談して変化させながら、最後はみんなでキャラクターの鑑賞会も行いました。森の科学者や鼻から水を出して植物を育てるドラゴンなど新キャラクターが沢山誕生しました。
 
●作品を共有してみよう
今回は、自分のゲームにお友だちのつくったキャラクターも登場させて作品をつくっていきます。まずは、先ほど誕生した新キャラクターを自分のゲームでも使えるように、作品の共有の方法を確認しました。
今回は、オンラインのスクラッチを使用してあらかじめ用意していた作品スタジオにつくったキャラクターを保存していきました。この中から、使ってみたいキャラクターをスクラッチの「バックパック」という機能を使って保存すると、自分のゲームでもその保存したキャラクターを使用することができます。
さらに、バックパックの機能はキャラクターの見た目だけではなく、つくったスクリプトもそのまま保存されるのでお友達がつくった動きもそのまま使うことができます。
 
●キャラクターに合わせて動きもつくってみよう
キャラクターのつくり方、作品の共有方法が分かったら次は自分のキャラクターをつくります。今回は、見た目からどのような動きを付けるかイメージを膨らませながら制作していきます。完成した作品も、シェアしてみんなで使えるようにしました。
 
●新キャラクターを使ってゲームをつくってみよう!
ここまで沢山の新キャラクターが誕生したので、それらを使ってゲームをつくっていきます。今までのスクラッチのキャラクターよりもより個性的なものが集まったので、そこからどのようなゲームに応用しようかどんどんアイデアが広がっているようでした。
   
●プレゼンテーション
最後に、自分のつくった作品を会場の大きなスクリーンを使ってお友達や保護者の方々へ向けて発表しました。博士のキャラクターで雷を採集するゲーム、ランドセルを背負ったキャラクターが登場するもの、ストーリー性のあるもの、キャラクターの動きにとことんこだわったものなど様々な作品が登場し、工夫した所や、こだわりのポイントなどつくったゲームを見せながら解説していただきました。 
   
こんな作品が生まれました
今回誕生した作品の中から、2つゲームを選んで紹介します。

このゲームでは、ペアで制作したオリジナルキャラクターを使っています。博士という設定で誕生したキャラクターなのでメガネをかけていて、カゴを使ってランダムに落ちてくる雷をキャッチして10回採集できるとクリアというゲームです。変数のブロックを使って雷を採集した数をカウントできるようにしたり、雷に触れて実験を失敗すると爆発してアフロヘアになるなど、作品の中身も見た目もついやってみたくなるような面白いアイデアが形になっています。

 

2つめのゲームは、ネズミの苦手なネコをマウスで操作して、ステージを動き回るネズミから逃げるゲームです。冒頭でゲームのストーリーが分かるような工夫や、ネズミに触れるたびに体力が減ったり、はしごを使って別のステージに逃げることが出来るなど、沢山の工夫が仕組まれていてこだわりの作品となっています。

   
●おわり
今回は、新キャラクターをきっかけに作品をシェアしたり、お友達の作品からゲームをイメージしたり、実際に登場させたりしながらゲームを作成しました。これまでのスクラッチのキャラクターとは違った個性的なキャラクターが誕生したお陰で、ゲームも面白いストーリーのあるものばかりでした。お友達のアイデアを実際に作品に登場させることで、自分では思いつかないような発想へどんどんつながっていく様子が見ていてとても印象的でした。
みなさん、おつかれさまでした!

みなさんの作品はこちらからご覧いただけます!

>>https://scratch.mit.edu/studios/1062364/