キッズクリエイティブ研究所

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2019年8月9日~8月10日
「サマーキャンプ2019 STEAM講座 赤外線で的あてゲームをつくろう!」in 東大本郷

2019年度サマーキャンプの第一弾は、
テレビのリモコンなどに使われる、
赤外線通信を応用した的あてゲームづくり。
小さなコンピュータで動く、
2枚の基板をはんだ付けしていきます。

<1日目>
■じっくり見る
LED、抵抗、ボタン電池、スイッチ・・
小さな小さな部品たち。
よーく見るとこっちの足の方が長い。
よーく見るとLEDの中に細い金色の線がある。
よーく見ながら今回使う部品の形を頭にインプット。

■ブレッドボード→はんだづけ
赤外線を受信するとLEDが光る装置を作っていきます。

よーく見た部品をブレッドボードに差し込んでいきます。
これまた小さい穴がたくさん!
よーく見ながらひとつひとつ丁寧に。
LEDがぴかっと光るとうれしい。

「あれ?光らない?」
うまくいかないときは隣の友達の手元をちらっと見たり、
誰かに相談したり、
どこに問題があるか見つけることも大切な体験。

そしてついにはんだづけ!
とっても高温になるはんだこて。
はじめはおっかなびっくり。

「じゅっ」
となるのが楽しい気持ち良い。
姿勢を正して一生懸命。
なかなか難しい。
どうやったら上手にできるか、グループで独自の工夫を取り入れる様子も。

■リモコンでチェック
お部屋を暗くして、
みんなの赤外線受信装置を机に置いて、
講師の小宮先生がリモコンのスイッチを押しながら
最終チェック!
次々にLEDが光る様子に大盛り上がり!


宿題は、「今日作った赤外線受信装置をつかって、家の中にある赤外線を調べてみよう」
「マンションの入り口(自動ドア)で反応した!」
「家にあるいろんなリモコンで試してみた!」
いろいろ教えてくれました。


<2日目>
■赤外線ってなに?
毎日のように触っているTVリモコンは赤外線を発信しているんだよ。
TVはリモコンの赤外線を受信して、チャンネルが変わるよ。
ふだんは目に見えないけど、見ることってできるのかな?
パソコンのインカメラで見てみたり、
リモコンの信号を数値を見てみたり(「0」と「1」の世界)。

■工作・実験・試行錯誤
赤外線を発信する装置と
赤外線を受信する装置が完成したら、
おのおのどんな的あてゲームにするか試しながらつくっていく時間。
発信装置を銃のようにしてみたり、
どれくらいの距離まで赤外線をあてることができるのか
暗くて長〜い廊下で実験を繰り返したり。
あっという間の3時間。

■発表会
最後は作品発表会。
「はんだづけが大変だった!」「いや〜ほんとにそこは難しかったよね」
「的が安定するようにおもりをつけた」「すごいね!」
「なかなかうまくいかなった」「そんなことないよ!はんだづけ早かったよ!」
「1mくらい離れたところから的と銃の並行を保って打つとよく当たる」「ほー!」
今回はそれぞれが試行錯誤をしながら挑戦をする部分も多く、
その分、自然と共感や協力が生まれ参加した三年生から六年生、20人の一体感がありました。
ご参加くださったみなさん、二日間お疲れさまでした!またどこかでお会いしましょう〜!!
(窪村)