キッズクリエイティブ研究所

これまでの様子
カテゴリー一覧

2021年7月23日(金)~24日(土)
「サマーキャンプ2021 WRITING FACTORY」in 竹芝

2021年度 サマーキャンプ第一弾!

南フランス在住のビジュアルデザイナーであり、ライター、研究者、元ユネスコ職員でもある佐々木 沙梨さん(Saliさん)と国内外で作品展示やワークショップを展開していらっしゃり、研究所にも何度もお越しいただいている松尾郁子さん(郁ちゃん先生)をスペシャルなゲストに迎えた2日間。
Saliさんは、フランスのご自宅からオンラインでのご参加!


「色」と「自然」のつながり、「人」と「自然」のつながりを感じながら
フランスから届くサプライズキットで、描く道具"writing tools"や"絵の具=色"を自分の手で生み出し、描きました。


【1日目】

■サプライズキット From France
Saliさんが南フランスから送ってくれた今回のワークショップの材料たち
「サプライズキット」をみんなであけるところからはじまります。
中に入っていたものは・・・?
Saliさんからキッズ研究員のみなさんへのプレゼント・フレンチネーム
(フランス人のお名前!海外では、別の国のことを勉強するときにその国の人の名前を貰い、言語に触れることが多いそう。)
描く道具"writing tools"の材料いろいろ・・・
→ハーブ、ラフィア、白い枝、乾燥した草木、ふきん、緑の固いスポンジ・・・
そして色をつくるための、ナチュラルピグメント(天然の絵の具の素)がたくさん!


■描く道具"writing tools"
Saliさんから届いた材料と、郁ちゃん先生のアトリエのお庭からやってきた草木などがたくさん並べられた机。
この机から材料を選んで、描く道具を自分の手でつくります。
小学生のみなさんは、歴史の中で生み出されてきたいろいろな"writing tools"を見て、お話ししてからつくりました。
昔から人間は書く(描く)道具をいろいろと生みだしています。
様々な道具を見ながら「これは、何でできていると思う?」とSaliさん。
木?石?炭?プラスチック?
どんな素材が昔~現在まで使われている?

なにをどう使って、"writing tools"にしよう?
幼児クラスのみなさんは、おうちの方と協力してつくります。
フランスからやってきた物たち・日本の物たちがごちゃごちゃにミックスされた机の上から
これなんだろう?
いい匂い!(フランスのハーブかな?)
どのくらい使おう?
考えながら、選んでは作り、また選んで・・・

大きさや形も様々な"writing tools"に。



【2日目】

■色をつくる
2日目は、FACTORYにずらりと並べられた「ナチュラルピグメント(天然の絵の具の素)」をつかい、絵の具をつくる。
そして、writing toolsで描いてみます。
まずは、ナチュラルピグメントが来た場所を映像でSaliさんに紹介してもらいました。
どんな色が見える?
茶色や黄土色、木の緑!空の青!という子も。
この土の色。これが色になる。絵の具になる。
いつも使っている絵の具と材料やつくり方は同じでしょうか?
ちがうでしょうか?
どうやったらいろいろな色をつくりだせる?お気に入りの色をつくってみる?
青がつくりたい!という子も。


■描く⇔色をつくる
さまざまな色がパレットいっぱいになったら・・・
みんなでひとつの大きな紙に手や、自分のwriting toolsで描いてみます。
みなさんの色と、描いたかたち、描いた跡が紙の上でまざりあいます。
まずは指で描いてみて、感触を楽しんだり
思ったように描けなくて、絵の具を調整してみたり
たくさんつくったwriting toolsを1つずつ試したり
持ってきた泥団子をwriting toolsとしてつかってみたり

自分でつくったwriting toolsと色。
普段使っているものと使い心地にちがいはあったでしょうか?どちらが好み?
お気に入りの色はつくれたでしょうか?青はなかなか難しかった?
普段使っている絵の具には青色やいろいろな色がある。
今回使ったナチュラルピグメントだと青を生み出すのは難しい?
小学生のみなさんは発表の時間に、
今回使ったナチュラルなものを原料にした絵の具や道具と、
普段使っている絵の具や道具に使われている原料との違い
などにも気づきがありました。


■Workshopフォトエッセイ From Saliさん
Saliさんより本ワークショップのフォトエッセイが届きました!
あわせてぜひご覧ください。
https://sali-sasaki.exposure.co/writing-factory



○▲◇受付中の研究所○▲◇